【file.001】 Otonamo “Ornabo” pt.01


【file.001】 Otonamo “Ornabo” pt.01 『オルナボ』 その1」

→おもちゃ:オルナボ/ネフ

スイス・ネフ社の定番のパターン遊び『オルナボ』。直線・曲線・直角などの幾何学模様の入った立方体のピースを組み合わせパターンを作る遊び。ネフ社がつけたコピーは“GeometricWorld”。“信じがたいことだが世界は円・線・直角・三角形・長方形だけで出来ている”ネフ社が言うその通りなら、世界中のものはオルナボで作ることが出来ることになる。世界にある形、身の回りにあるものを形作ることはもちろん、幾何学の組み合わせで様々なパターンを生み出すことも出来る。対象年齢6才から。

→おとな:茂木節夫/TOYS&GIFT MOMO オーナー

MOMOのオーナー(通称・社長)。人それぞれ得意不得意があるが、社長は妙にパターン遊びが得意。撮影のために「ちょっと形を作って」と頼むと延々と様々なパターンを平面に立体に作り出す。今年開催されたオルナボの輸入会社さん主催のオルナボパターンコンテストで強者揃いの全国のおもちゃ屋さんの中から3位に入賞。


【Project】Otonamo「遊ぼう、大人も。」

子どもにとって遊びとは何か?遊びとは学びの時間だ。国語とか算数とか歴史とか、全ての勉強に必要な、観察と実験を繰り返す時間=遊び。子どもの好奇心を引き出す良いおもちゃは大人もおじいちゃんもおばあちゃんもワクワクさせる。

じゃあ大人にとって遊びとは何か?休養?余暇?暇つぶし?何もしない時間?(子どもにとっての遊びも大人の暇つぶしのようなものだと思っている人もいる)。違う!遊びとは“視点を変え、創造的な新しいアプローチを見つけるため”※の時間。大人も遊びが必要だ。映画、読書、旅行、良いおもちゃ。

子どもがiPhoneに触りたくてたまらないのは、大好きな大人がiPhoneに夢中だから。子どもは身近な大人が夢中になるものに夢中になるもの。本を読むこと、楽器を弾くこと、スポーツ、料理…大人も子どもも真剣に遊ぶ姿は魅力的。遊ぼう、大人も。

※おもちゃの輸入代理店さんやおもちゃ屋が良いおもちゃを判断する基準”Spielgut”の基準をまとめた本『おもちゃと遊び-良い玩具の手引書』より


photo:Shizuko Mogi text:Narumi Mogi