【file.002】 Otonamo “Magnaef” pt.01
【file.002】 Otonamo “Magnaef” pt.01 『マグネフ』 その1」
→おもちゃ:マグネフ/ネフ
スイス・ネフ社の『マグネフ』は、MOMOで老若男女にとても人気の高いおもちゃ。丸い黒いプレートに赤い「魔法の杖」をピタッと当てると、内側から銀色の玉が顔を出します。模様を作って遊ぶものですが、このプチプチと出てくる感覚だけでも非常に楽しくハマります。実際には魔法ではなく磁石の力。磁石のついたペンが磁力で鉄のボールを引っ張り上げます。対象年齢6才からとなってはいますが、MOMO店内ではまだペンを持ったことがないようなお子さんもプチプチと遊んでいます。コンパクトでシンプルな遊び、玉が出ることもないため、MOMOでは移動中にも持ち運べるおもちゃとして好評です。
MOMOのオーナー(通称・社長)。MOMOの人たちの中で一番パターンのおもちゃでのパターン作りが得意。趣味は旅行、最近は沖縄にはまっている模様。一年の半分くらいを沖縄旅行の計画にかけている(ように見える)。今回は沖縄旅行にマグネフを持ち込み、プチプチとパターン作り。そのペンの「置き方」はちょっとやめて欲しいですが…(写真3枚目)。
子どもにとって遊びとは何か?遊びとは学びの時間だ。国語とか算数とか歴史とか、全ての勉強に必要な、観察と実験を繰り返す時間=遊び。子どもの好奇心を引き出す良いおもちゃは大人もおじいちゃんもおばあちゃんもワクワクさせる。
じゃあ大人にとって遊びとは何か?休養?余暇?暇つぶし?何もしない時間?(子どもにとっての遊びも大人の暇つぶしのようなものだと思っている人もいる)。違う!遊びとは“視点を変え、創造的な新しいアプローチを見つけるため”※の時間。大人も遊びが必要だ。映画、読書、旅行、良いおもちゃ。
子どもがiPhoneに触りたくてたまらないのは、大好きな大人がiPhoneに夢中だから。子どもは身近な大人が夢中になるものに夢中になるもの。本を読むこと、楽器を弾くこと、スポーツ、料理…大人も子どもも真剣に遊ぶ姿は魅力的。遊ぼう、大人も。
※おもちゃの輸入代理店さんやおもちゃ屋が良いおもちゃを判断する基準”Spielgut”の基準をまとめた本『おもちゃと遊び-良い玩具の手引書』より
photo:Shizuko Mogi text:Narumi Mogi